- 心に刻まれた格言
皆様、こんにちは。
取締役の石橋です。
私の今までの経験を思い返すと、
書物から知るよりも、直接自分に発せられた言葉は記憶に残っています。
さらに、ある場面でその人の思考や感情、
情況を的確に表現する言葉は深く印象に残ります。
本日は、私の体験で、
色々とお世話になった方々から頂いた御言葉をこちらに
記したいと思います。- 神は細部に宿る。
弊社:アイコス創業時、慌しさの中、会社案内を作成していた頃。
草稿をグループの総帥に見てもらいました。
その時の一言、「神は細部に宿る」。
見返すと誤字脱字がありました。
汗顔の至りでした。
英語では「God is in the details」。
また、「Devil is in the details」も使われるようです。
好きになった言葉のひとつです。
また、翻訳事業者として、肝に銘じる言葉です。- 仏作って魂入れず。
大学時代、怠惰な学生生活を送っておりました。
卒業論文の締め切りは例外なく自分にも適用されていましたが、
なかなかその気になれず、先送りしていました。
期限も限界に迫ったとき、ようやく取り掛かりましたが、すでに時遅し・・・
無理矢理なやっつけ論文を提出しました。
その時の指導教授の言葉、「仏作って魂入れず」。
それを受けて、心のつぶやき、「やはりバレたか」。
幸いにも、指導教授は寛容なキリスト教徒で、卒業を赦してくれました。
これもいい言葉だと思います。- 悪貨は良貨を駆逐する。
高校時代、校長にひどく叱られた時に聞いた言葉、
「悪貨は良貨を駆逐する」。
その機に、はじめて「グレシャムの法則」というのを知りました。
この苦い体験から1つの知識を刻み込むことができました。
しかし、愛のない言葉だったので、いい思い出ではありません。
グレシャムの法則とは・・・
「悪貨は良貨を駆逐する」 Bad money drives out good.
金の含有率の違う硬貨は同じ価値であっても
金の含有率の低い(悪貨)の方が流通し、
金の含有率の多い良貨は金庫にしまわれる。
転じて、悪がはびこると善が滅びるというたとえに使われます。- 世の中にある法則が教えてくれること
世の中で起こるある現象とある現象に相関関係や因果関係を認めたものを
端的に表現するフレーズがあります。
法則と効果について収集してみました。
※真偽は不明です。
●ハインリッヒの法則
1つの重大事故の背景には、29の軽微な事故があり、
その背景には300の異常が存在する。
●ベンフォードの法則
世の中の数の先頭の数字は、"1"がもっとも出現確率が高く、
数字が増えていくにつれて出現確率は指数関数的に減少していく。
●メラビアンの法則
人物の第一印象は初めて会った時の3〜5秒で決まり、
またその情報のほとんどを「視覚情報」から得ているという。
●ムーアの法則
CPUの性能が18ヶ月で2倍になるという法則。限界説も出ている。
●パレートの法則
2割の要素が、全体の2割を生み出している。
例)
・売上の8割は全顧客の2割から上がっている。
・売上の8割は、全従業員のうちの2割が稼いでいる。
●パーキンソンの法則
仕事の量は完了するために与えられた時間を
全て満たすまで膨張する。
支出の額は収入の額に達するまで膨張する。
●ジャネーの法則
生きてきた年数によって1年の相対的な長さがどんどん小さくなることにより、
時間が早く感じる。
50歳の大人にとっての1年の長さは人生の50分の1。
5歳の子供にとって1年の長さは5分の1。
●シャーキーの法則
組織は自分自身がその解決策となるべき問題を維持しようとする。
複雑な解決策は、その解決しようとする問題に専念しているために、
気づかないうちにその問題を永続させようとするケースがみられる。
●ピーターの法則
人は自己能力の限界まで出世する。
無能な人はそのポジションに留まり、
有能な人は限界まで出世するがそのポジションで無能化する。
すべての人材は「無能レベル」で地位が止まり、
組織は無能な管理職、無能な部下で埋め尽くされてしまう。
●ブルックスの法則
遅れているプロジェクトへの要員追加は
さらにプロジェクトを遅らせる。
プロジェクトが遅延している時に、新しい要員を投入しても、
コミュニケーションにかかる工数が上回ることでさらに遅延する。
●ボッサードの法則
物理的距離と心理的距離は比例する。
普段近くにいる相手ほど好意を抱きやすいということ。
例)遠距離恋愛はいずれかの浮気が原因で破綻する。
●アンカリング効果
人がある物事を判断する際には、最初に見た数字や文字、
特徴などが基準(アンカー)になり、
その情報を特別に重視してしまうという心理状態のことです。
「通常価格5,000円→特別価格1,000円」
●アンダーマイニング効果
内発的動機づけによって行われた行為に対して、
報酬を与えるなどの外発的動機づけを行うことによって、
動機づけが低減する現象をいう。
例えば、好きでしていた仕事に対して褒美を与えると、
褒美なしではやらなくなってしまう。
●バンドワゴン効果
ある製品や事柄に対し、大勢の人がそれを支持している場合、
その製品や事柄への支持がよりいっそう高くなる。
●ヴェブレン効果
購入するものが高価であることが効用を高める。
●ピグマリオン効果
人間は期待されるとその期待通りの成果を出す傾向が認められる」という
教育心理学での心理行動。人間は、嘘でもほめられるとやる気を出す。
●ゴーレム効果
逆に、期待された通りに悪い方になってしまうという効果で、
「馬鹿だ」と言われ続ければそうした期待通りに馬鹿になっていき、
「ダメ人間だ」と言われ続ければ本当にダメ人間になっていく。
●ウィンザー効果
第三者を介した情報や噂のほうが、
直接本人から伝えられるよりも影響が大きくなるというか信憑性が増す。
●コンコルド効果
ある対象への金銭的・精神的・時間的投資をつづけるとさらなる損失につながると
わかっているにもかかわらず、それまでの投資を惜しみ、
損切りができない状態。
超音速旅客機コンコルドの商業的失敗を由来とする。
●ザイオンス効果
同じ人や物に接する回数が増えるほど、
その対象に対して好印象を持つようになる。
例えば、営業マンが何度も同じ顧客を訪問して、
その度に雑談だけして帰って行くことがあります。
これは、何度も訪問することによって、
まずは自分に好意を抱いてもらうことを目的にした営業方法です
●バイスタンダー効果
何かが起こっても、自分以外にも傍観者がいる時には
自ら率先して行動を起こさないというような現象で、
傍観者が多いほど、その効果は高い。
●リンゲルマン効果
社会的手抜き現象を意味し、一人で作業する場合と、
たくさんの人で作業した場合を比較した場合に、
一人あたりの作業量が低下する現象。
作業を行うメンバーが増えれば増えるほど一人ひとりの出す力は
弱まっていくというような効果である。
どうでしょうか?
「なるほど!」と思うものもあれば、
「そうなのか?」と思うものもあったかと思います。
ただ、「あの日あの時そうだったかもしれない」と
思い返すことで、人生の教訓となるかもしれません。